ChatGPT(チャットジーピーティー)とは、OpenAI社が開発したAIチャットツール。2022年11月に一般公開されて以降、わずか2ヵ月で月間アクティブユーザーが1億人に達したと話題になっています(参考:ロイター通信,2023年2月2日)。
ChatGPTは、まるで人間とやりとりするような自然なコミュニケーションが可能。文章校正やアイディア出しの壁打ちなど、ビジネス上のさまざまなシーンに役立ちます。
今回の記事では「ChatGPTに興味がある」「仕事にChatGPTを活かしたい」という方に向けて、下記を解説します!
- ChatGPTができること/他ツールとの比較
- ChatGPTの登録方法・基本の使い方
- すぐ使える!仕事で役立つ便利な使い方5選
- ChatGPTを仕事で活用するうえで注意すること
AI技術に詳しくない方でもChatGPTを活用できるような「入門ガイド」として、ぜひ本記事を活用ください!
1.ChatGPTとは?何ができる?
ChatGPT(チャットジーピーティー)とは、先述のとおりOpenAI社が開発したAIチャットシステムです。2022年11月に一般公開されて以降、わずか2ヵ月で月間アクティブユーザーが1億人に達したと話題になっています(参考:ロイター通信,2023年2月2日)。
1-1.人間と話してるようなコミュニケーション
ChatGPTは、入力されたテキストに対して「まるで人間が返してくれるような自然な文章」で返答してくれます。
上記は、夕飯のメニューについて会話をしている例。人間と話しているようなスムーズな流れで会話できます。これはChatGPTが、入力された文章に続きそうな単語を出力する言語モデル(GPT-3)をベースとしているから実現できます。
1-2.豊富な知識量でレスポンス
ChatGPTは、大量の学習データをもとに返答を出力します。そのため、専門性の高い質問でもすぐに返答が返ってきます。
しかし、ChatGPTはあくまで「入力された文章に続きそうな単語」を出力するシステム。必ずしも「正確な内容」が返ってくるわけではない点は注意してください。
1-3.さまざまなシーンで簡単に活用できる
ChatGPTは、単に質問へ回答するだけのツールではありません。ビジネスにおけるさまざまなシーンで活用できます。
・企画/アイディア出しの壁打ち相手
・メール文/SNS投稿文などの作成
・Excelなどの関数を出力
2.ChatGPTと他ツールの比較
ChatGPTをより理解するために、他のサービス・ツールと比較してみましょう。
2-1.「検索エンジン」とChatGPTの比較
入力した内容にスラスラ答えてくれるChatGPTは、検索エンジンと似ていると考える方もいます。
確かに、検索エンジンとChatGPTは、どちらも「質問(キーワード)を入力すると回答してくれる」という点では似ています。
しかし、両者は回答の出力方法が大きく異なります。検索エンジンは、入力されたキーワードに対して適切と判断された複数のWebサイトが表示されます。一方、ChatGPTは、さまざまな学習データから統合した一つの回答を文章で出力します。
また、回答の拠り所となるデータソースにも違いがあります。検索エンジンは、常時クローリングしているので最新の情報も反映されます。一方、ChatGPTは2021年頃までのデータに基づくので、最新情報が反映されないこともあります。
両者は特長の異なるツールなので、状況に応じて使い分けるのが良いといえるでしょう。
たとえば「複数の選択肢を吟味して情報収集したい」場合は検索エンジンの方が便利です。ChatGPTは、「誤字があったら訂正する」「シチュエーションに合うメールの文章を作成する」ような、コミュニケーションや単純作業の効率化に向いているといえます。
2-2.「チャットボット」とChatGPTの比較
チャットボットとは、テキスト・音声を通じて自動で会話を行うプログラムのこと。ChatGPTも、チャットボット型サービスの一つといえます。
チャットボットは、「シナリオ型」と「AI型」の大きく2タイプに分かれます。「シナリオ型」はあらかじめ用意したシナリオに沿って質問に回答するもの。「AI型」は質問内容をAIが分析して回答します。ChatGPTは「AI型」のチャットボットに分類できます。
ChatGPTと連携したチャットボットサービスも登場しています。例えば、業界トップシェアの「チャットプラス」は「ChatGPT」との自動連携が可能になっています(参考:チャットプラス株式会社プレスリリース)。
2-3.「Perplexity ask」とChatGPTの比較
ChatGPTと比較されることの多いAIサービスの一つが「Perplexity Ask」です。
「Perplexity Ask」は、Perplexity AI社が提供する会話型検索エンジン。AIChatGPTと似ていますが、下記の点でChatGPTと異なる特徴があります。
・出展となるソース情報(Webサイト)も明記してくれる
・最新の話題にも回答できる
・関連した質問への回答も表示される
・最大入力文字数は255文字
例えば下記は、「メルマガの開封率を高める件名」についてPerplexity Askに聞いてみた結果です。
Perplexity Askは、ChatGPTと比べ「情報収集」に向いているサービス。Webサイトをクローリングしてるため、最新情報に基づき回答してくれます。出典元も明記されるのでどの情報に基づいた回答なのか、一目で確認できます。
一方で、最大入力文字数は255文字と少ないです。また、ChatGPTに比べて回答が短い傾向にあります。文章校正・アイディアの壁打ちといった「コミュニケーション」を主軸としたやり取りはChatGPTの方が向いているといえます。
3.ChatGPTの登録方法・基本の使い方
ここからは、ChatGPTの始め方(無料版)・基本的な使い方について解説します。
3-1.アカウントを登録する
まず、OpenAI社の公式ページにアクセスし “Try CHATGPT” をクリックします。
(引用元:ChatGPT: Optimizing Language Models for Dialogue)
利用を開始する場合は、[Sign up] をクリックします。2023年2月現在、下記3つの方法で登録可能です。
・メールアドレスでの登録
・Googleアカウントでの登録
・Microsoftアカウントでの登録
メールアドレスで登録する場合、登録したアドレスに認証用メールが届きます。認証用リンクをクリックし、ユーザーネームの登録・本人確認用のSMS認証を済ませれば完了です。
3-2.テキスト形式で質問を入力する
下部にある入力バーにテキストを入力すると、回答が出力されます。入力バーでは、Shift+Enter(Windowsの場合)で改行することも可能です。
より良いアウトプットをもらうコツは、具体的に質問することです。
先ほどの質問に、下記を加えて入力しました。
・業界・商材の特性:耐震性と断熱性に優れた家づくり・アフターサポートが特徴のハウスメーカー。
・出力形式:Web広告初心者でも実践できるような、具体的なコツを3つ
すると、”福岡県をメインに展開するハウスメーカーであれば、例えば「福岡県内で新築一戸建てを検討中の方」など、具体的なターゲットを設定すると効果的です。” など、より具体的・実践的なアドバイスが返ってきました。
ChatGPTを使いこなすには、自分が知りたいことの背景や前提条件をしっかり伝えることが重要です。
3-3.会話を続ける
ChatGPTでは、会話を続けることができます。
上記のように、「2について…」と省略して入力しても、前に出力された内容を踏まえた回答が表示されます。
4.仕事で使える!ChatGPTの便利な使い方
ここからは、ビジネスシーンで役立つChatGPTの活用方法について解説します。
4-1.文章の添削・校正
ChatGPTに文章を入力すると、誤字脱字、誤用を発見し、修正された文章を出力してくれます。
たとえば、下記の文章は「広告は、企(業)が自社の商品や~」「掲載するまでにコスト(が)かかりますが~」と、意図的に誤字を混ぜた文章です。
しかし、ChatGPTに入力すると意図的に入れた誤字は解消されています。さらに、「情報を載せられます→情報を載せることができます」など、正しい文法に変換してくれます。
さらに、誤字脱字だけでなく「伝わりやすい文章」に改善した文章も出力可能です。「伝わりやすい文章に直した改善案を出力して」と入力してみました。
上記だと、「広告枠→広告スペース」と単語レベルでわかりやすく言い直してくれたり、全体的に文章をシンプル・簡潔に言い直してくれていたりと、かなり高いレベルで校正してくれました。
4-2.企画・アイディア出しの壁打ち相手
企画案・アイディアを考えるときの壁打ち相手としても、ChatGPTは有効です。前提条件や出力してほしい内容を指定すると、アイディアをたくさん出してくれます。
たとえば、「温泉街をプロモーションするキャッチコピー」を10個考えてもらうとします。人間だと数十分かかってしまうかもしれませんが、ChatGPTはものの数秒で10個のアイディアを出してくれました。
さらにブラッシュアップするためにに条件を細かくすると、より質の高いコピーを10個生成してくれました。
ChatGPTが役立つのは、商品企画・マーケティングの場面だけではありません。たとえば「提案書を作成する」という場面でも、かなり有効活用できます。
上記は「無人レジ導入によるコスト削減」の提案書に含める内容を聞いてみたケースです。「具体的に教えてください」と指示したので、各項目でかなり細かい回答が返ってきました。
各項目についてさらに掘り下げたい場合は、質問を続けると回答してくれます。
人間だけでアイディア出しをしていると、無意識のうちにバイアスがかかり、アイディアの幅が狭まることがあります。しかしChatGPTは、無意識のバイアスなしに様々なアイディアを多数出してくれます。
人間に「今のアイディアよりもっといいものを今すぐ10個出して」というのかなり心苦しいですが、ChatGPTにはその心労を抱く必要はありません。様々なアイディアをスピーディーにブレストしたければ、ChatGPTを使ってみると良いです。
4-3.コンテンツの案出し・ブラッシュアップ
SNSやメールマガジン、記事などコンテンツの案出しにも活用できます。
たとえば下記は、イタリア料理店のInstagram投稿で使うキャプション案をChatGPTに考えてもらった例です。
「Instagram」の媒体特性を意識し、絵文字を使ったカジュアルな文章になっていたり、ところどころ改行されてたりします。
また、記事コンテンツを作成する際のタイトル・目次案も出力してくれます。記事テーマを指定すると、どのような内容を網羅すればいいかをスピーディーに出力します。
とはいえ、ChatGPTの回答が100%完ぺきというわけではありません。コンテンツ案は、そのままコピーするのでなく、原案をChatGPTに出してもらってブラッシュアップする使い方がよさそうです。
4-4.ロールプレイング
ChatGPTに役割を与えることで、専門家と話すロールプレイングのようにコミュニケーションを取れます。
「専門家」という役割を与えて「知りたい情報を教えて」と伝えることで、物事を考える際の観点を教えてくれます。
もちろん、情報の正確性でいうと専門家に相談したほうが良いです。しかし、ふと疑問に思ったことを簡易的に解消したい場合、まずChatGPTに相談してみるのもよいでしょう。
5.ChatGPTを使う時の注意点
ChatGPTは便利なツールですが、注意事項を念頭に置いて使用しましょう。
5-1.正確な情報が出ないこともある
ChatGPTはあくまで「入力された文章に続きそうな単語」を出力するシステム。必ずしも「正確な内容」が返ってくるわけではない点は注意してください。
たとえば「新潟県のトリビアを教えてください」と入力した回答がこちらです。
「さがびより」というお米は、新潟ではなく佐賀県産の品種です。また、「米沢山」「魚沼シーフードセンター」という地名・施設は存在しません。「燕三条地方の糸魚川太鼓」も、地名と行事の名前がちぐはぐになっています。
このように、一見もっともらしく見える回答でも事実と異なるケースがあります。ChatGPTで調べ物をする際は、エビデンスを確認しましょう。
5-2.非公開情報・機密情報は流さない
ChatGPTに送信された内容は、今後の学習データとして利用される可能性があります。そのため、非公開情報・機密情報は送信しない方がよいです。
実際に、Amazon社・Microsoft社は「ChatGPTに機密データを送らないように」と社内へ注意喚起をしています。
顧客情報や社内プログラムのソースコードなどは、ChatGPTへ送信しないよう注意しましょう。
5-3.英語の方が精度の高いアウトプットが出ることも
ChatGPTが読み込んでいるデータ量は、日本語より英語の方が多いです(参考:NewsPicks YouTubeチャンネル)。動画内で、OpenAI社・シェイン・グウ氏が「日本語で取ってる例証は、多くても英語の10分の1程度」と発言しています。
日本語であまり良い回答が出なければ、英語で質問してみるのをオススメします。
5-4.コピーしたコンテンツをWeb上に公開しない
ChatGPTにより、記事コンテンツをより簡単に作成できるようになりました。しかし、ChatGPTが出力したコンテンツをそのままWeb上に公開しない方がよいと考えられます。
理由としては2つ。まず、ChatGPTの情報が正しくない可能性があること。もうひとつは「重複コンテンツ」と認識され、検索結果に表示されなくなる可能性があるためです。
Google でのランキングの操作やユーザーへの偽装を意図した重複コンテンツが表示される可能性が認識された場合も、(中略)該当するサイトはランキングが低下するか、Google インデックスから完全に削除されて検索結果に表示されなくなる可能性があります。
(引用:重複するコンテンツを避ける | Google 検索セントラル)
6.ChatGPTについてよくある質問
ここからは、ChatGPTに関してよくある質問へ回答します。
6-1.ChatGPTの料金は?無料で使える?
2023年2月22日現在、ChatGPTは無料で利用できます。
During the research preview, usage of ChatGPT is free.
(調査プレビュー期間中、ChatGPT の使用は無料です。)
引用元:ChatGPT: Optimizing Language Models for Dialogue(日本語訳は、GoogleChromeの自動翻訳による)
ユーザーからのフィードバックを集め、ChatGPTの品質を高めていくために無料で利用可能にしている、と考えられます。
ただし、2023年2月1日(米国時間)にはChatGPTの有料プラン「ChatGPT Plus」が発表されました。
アメリカのユーザーから先行して利用できる状態でした。しかし2023年2月22日現在は、日本からも有料版の申込が可能な模様です(アカウントにより、状況が異なる場合があります)。
月額20ドルで利用できる「ChatGPT Plus」。有償版を利用することで、下記の特典を受けられます(参考:Introducing ChatGPT Plus)。
・利用ピーク時も通常応答が可能
・レスポンス時間の短縮
・新機能・機能改善の先行利用が可能
まずは無料版でスタートし、必要であれば有料プランを検討すると良さそうです。
6-2.ChatGPTは人間の仕事を奪うの?
高性能なChatGPTを誰でも利用できる、となると「ChatGPTにより人間の仕事が奪われるのでは?」と不安に思う方もいるはず。
しかし「仕事を奪う存在」ではなく「人間を補完するよきパートナー」となるのでは?と考えられます。
現状では「ChatGPTが”完全に”人間の代わりになる」とはいえない状態です。後述しますが、最新情報に基づく回答・価値判断ができないなど、ChatGPTの利用に不向きなシーンもあるためです。
ただ、「アイディア出しを無限に行う」「文章を即座に校正する」などの分野は、アウトプットのスピード・量・質の側面でChatGPTの方が人間よりはるかに優れています。
自分だけでは思いつかないアイディアを出してもらう、など「AIをいかに使いこなして仕事を進められるか?」がビジネス全般にとってカギとなりそうです。
6-3.ChatGPTによって検索エンジンはなくなる?
ChatGPTが検索エンジンを完全に代替できる、とは現時点で言い切れないと考えられます。なぜなら、インプットに対するアウトプットの性質が異なるためです。
ChatGPTは「入力された文章に続きそうな単語を出力する」言語モデルをベースにしています。そのため「誤字があったら訂正する」「シチュエーションに合うメールの文章を作成する」ような、コミュニケーションや単純作業の効率化に向いているといえます。
一方、現在の検索エンジンは1つの検索キーワードに対して複数の選択肢を提示します。「さまざまな情報から、最適なものを吟味する」場合は、既存の検索エンジンの方が向いているといえます。
とはいえ、検索エンジン側でもAIを導入する流れは始まっています。現在はシチュエーションに応じて使い分けるのが最適と思いますが、今後は変わってくるかもしれません。
6-4.ChatGPTで出来ないことは?
何でも回答してくれる万能ツールに見えるChatGPT。しかし、ChatGPTには対応できないこともあります。
(1)最新情報に基づく回答や未来の予測
ChatGPTは、2021年までのデータをもとに回答しています(2023年2月現在)。質問によっては、回答が最新の状態に即さない場合もあります。
たとえば上記は、2023年2月に「2022年のワールドカップ優勝国」を訪ねたシーン。質問した時点では「アルゼンチンが優勝した」という事実があるものの、ChatGPTの学習データには存在しないので「未来の出来事」とされています。
上記と同じ理屈で、未来を予測することも苦手です。ただし、保持しているデータからざっくりとした傾向を出力してくれる可能性はあります。
(2)局所的すぎる質問への回答
局所的な質問には、回答できない場合があります。
(3)良し悪しを判断する
膨大なデータから適切な回答を出力してくれるChatGPTですが、良し悪しなどの価値判断は行いません。
ただし、物事を判断するために考えるべき観点は教えてくれます。あくまで、判断に必要な情報を収集してもらうツールとして利用するのがよさそうです。
6-5.ChatGPTが生成した回答は商用利用OK?著作権は?
ChatGPTの利用規約(2023年2月27日現在)では、下記のように表記されています。
3. Content
(a) Your Content. You may provide input to the Services (“Input”), and receive output generated and returned by the Services based on the Input (“Output”). Input and Output are collectively “Content.” As between the parties and to the extent permitted by applicable law, you own all Input, and subject to your compliance with these Terms, OpenAI hereby assigns to you all its right, title and interest in and to Output. OpenAI may use Content as necessary to provide and maintain the Services, comply with applicable law, and enforce our policies. You are responsible for Content, including for ensuring that it does not violate any applicable law or these Terms.
DeepLで翻訳すると、下記の内容になります。
3. コンテンツ
(a) お客様のコンテンツ。お客様は、本サービスに入力(以下「入力」といいます)を提供し、入力に基づき本サービスが生成し返送する出力(以下「出力」といいます)を受け取ることができます。インプットとアウトプットは総称して “コンテンツ “です。両当事者の間で、適用される法律で許可される範囲において、お客様はすべての入力を所有し、お客様が本規約を遵守することを条件として、OpenAIはここに、出力に対するすべての権利、権原および利益をお客様に譲渡するものとします。OpenAI は、本サービスを提供し、維持し、適用法を遵守し、ポリシーを実施するために、必要に応じてコンテンツを使用することがあります。お客様は、コンテンツが適用法または本規約に違反しないことを確認することを含め、コンテンツについて責任を負うものとします。
「お客様が本規約を遵守することを条件として、OpenAIはここに、出力に対するすべての権利、権原および利益をお客様に譲渡するものとします。」とあるように、規約を守ればすべての権利をユーザーに譲渡する、とのことです。
つまり、規約を遵守すれば商用利用も問題ない、と読み取れます。
ChatGPTが出力したコンテンツの著作権については、利用規約に明示されていません。一般的に、AIによって作り出されたコンテンツについては「著作物」と認められていません(2023年2月時点)。
しかしChatGPTを使って生成された文章が、誰かの著作物と極めて類似した表現となり「著作権侵害」にあたる可能性もあります。ビジネスシーンで利用する場合、ChatGPTの出力文章を活用したい場合はコピーコンテンツにならないか、チェックすべきと考えられます。
ChatGPTは新しいサービスなので、状況に応じて利用規約が随時変更されると考えられます。最新情報は、公式サイトの利用規約を必ずご確認ください。
7.まとめ:ChatGPTを「良きパートナー」として活用しよう!
今回は、AIチャットシステム「ChatGPT(チャットジーピーティー)」について解説してきました。
- ChatGPTは、対話型のAIチャットシステム
- アカウントを登録すれば、無料で利用可能
- 文章の校正やアイディア出し、ロールプレイングなどの用途に使える
- 正確な情報が出ないこともあるので注意
ChatGPTは、今後も進化していくことが予想される新しいシステムです。随時、最新情報をチェックしましょう。